モンクレール<シリア>反政府デモ、双方の死者42人に 治安部隊と衝突
【カイロ伊藤智永】シリア南部ダルアーで8日起きた反政府デモと治安部隊の衝突で、双方の死者は、少なくとも約42人(デモ隊24人、治安部隊18人)、負傷者約140人に上ることが9日、分かった。同国の人権機関幹部らが明らかにした。地元テレビでは、治安部隊がデモ隊に発砲する様子が放映されているという。 シリアではアサド大統領が3月末、48年間続いた非常事態令の解除など改革の推進を表明したが、日程を明示せず、かえって反発が広がっている。<イラク>フセイン政権崩壊-バグダッド陥落から8周年
拡大写真フセイン政権が崩壊してから8周年めを迎えたバグダッド。市の中心部を走る道路には、自動車爆弾の残骸が放置されていた。治安は徐々に改善しているといわれるが、市民が安心して暮らせる状況にはほど遠い。(4月9日:撮影:玉本英子)4月9日はバグダッドがアメリカ軍に陥落してから8年目にあたる。フセイン政権の時代はもう過去の記憶になりつつある。だが、人びとの暮らしぶりは変わっていないのが現状だ。「イラク解放」を記念して休日と定められたこの日を、市民が祝うような空気は感じられない。街角にはいまもコンクリートの防護壁が立ち並び、200メートルごとに軍や警察の検問所にでくわす。関連写真:バグダッド市内9日午前、バグダッド市内ではサドル師支持のシーア派政党が呼びかけたデモがあった。「占領反対、アメリカは出て行け」の横断幕が掲げられた。デモがあったサドルシティの住民のほとんどはシーア派で、旧政権下では冷遇されていた。いまでも貧困層が多く、地区では誘拐や殺害事件も絶えない。地区をコントロールしているのはシーア派の民兵たちだ。「フセイン政権時代に抑圧されてきた私たちにとって、今日はお祝いの日。だけどその後の宗派抗争で、人びとは互いに尊敬しあう心を失ってしまいました。アメリカ軍には一日も早く完全撤退してほしいが、まず電気、水、仕事、教育をなんとかしてほしい」と住民の中学校教師、ユスフ・ハシミさん(28)は語った。昨年夏、米軍の戦闘部隊はイラクから撤収し、現在、活動は後方支援任務に限定されている。町を歩く米兵の姿を見かけることはなくなったものの、今でも米軍の戦闘車両や軍用ヘリコプターは頻繁に目にする。テレビではフセイン政権崩壊8周年のニュースの扱いは小さく、シリアでの反政府デモのニュースを流していた。それも停電ですぐに電気がこなくなる。バグダッド市民にとっては、まだまだ先の見えな厳しい生活が続く。【バグダッド・玉本英子】米国のNRC報告書「新たな課題山積」と指摘